
ガス圧接(GP)
※実際の施工ではなく試験用レールの施工です。
1.端面研削

レール端部を高精度の平面に削ります。
2.芯出し(高低・通り)

突き合わせたレールが圧接後に真っ直ぐになるよう高低と通りを調整します。(写真は通りの調整)
3-1.ガス圧接

ガス圧接機を取り付けレールの突き合わせ面を加圧しながら加熱します。
3-2.ガス圧接

加熱中の圧接部です。
左右からバーナーを合わせてレール全体を加熱しています。
3-3.ガス圧接

終了直後の圧接部です。
普通レールの場合で約27mm縮み、その分が余盛となって膨らんでいます。
4.熱間矯正(高低・通り)

圧接部が高温で柔らかいうちに圧接後に生じた歪を油圧を使って調整します。(写真は高低調整)
5.仕上研磨

高低、通りともに規定値内の誤差に収まるようディスクグラインダーで研磨します。
6.各種検査

踏面測定検査、磁粉探傷検査、浸透探傷検査を実施します。(写真は磁粉探傷検査)
7.完了

レールガス圧接継手の完成です。
試験レールはこの後、破断試験などを実施します。