
当社は一般的な鉄道用レールはもちろん、多種多様なレールを溶接できる技術力を保持しています。
レールの種類
レール溶接工法
この他にもレール溶接工法はありますが、当社が通常施工可能なものをご紹介します。
夜間の保守工事ではどの工法を採用しても、実作業時間は準備から作業終了まで、おおむね3時間程度です。
ガス圧接(GP)

平面に加工した2本のレール端面を突き合わせ、油圧で圧力を加えながら酸素-アセチレン炎により加熱し軟化させて圧着接合する工法です。
特長
- レール母材と同等の強度を確保
- 品質の安定性が高い
エンクローズアーク溶接(EA)

2本のレールを17~20mmの間隔で突き合わせ、レール形状に合わせた銅ブロックで囲み、被覆アーク溶接棒で層状に溶接を行う工法です。
特長
- 敷設状態のレールを溶接可能
- レールサイズ、施工環境に柔軟に対応可能
- 溶接強度が高く脆性破壊が起こらない
半自動エンクローズアーク溶接(SEA)

2本のレールを約20mmの間隔で突き合わせ、レール形状に合わせた銅ブロックで囲み、炭酸ガスシールド環境で細径溶接ワイヤを用い層状に溶接を行う工法です。
特長
特長
- 敷設状態のレールを溶接可能
- EAと比較して施工時間を大幅に短縮(EA約60分→SEA約30分)
- 溶接強度が高く脆性破壊が起こらない
テルミット溶接(TW)

2本のレールを約24~26mmの間隔で突き合わせ、酸化鉄とアルミ二ウム粉末間の化学反応で生じた溶鋼を、レールの隙間を囲った鋳型内に流し込み接合する工法です。
特長
- 敷設状態のレールを溶接可能
- 資機材が比較的軽量で機動性に富む
- 技術者の技量の影響が小さく、均一な品質が得られる